永遠に安らかに眠りたい

生きながら死んでしまった

機能不全家庭の食卓

一般から見たイメージだと、

不健全な家庭の食卓というのは

 

たとえば

栄養が不足しているとか

カップラーメンみたいなのとか

 

 

 

そんなイメージなんだと思う

 

 

 

わたしの家庭は全くそんなことはない

 

むしろ、1度たりとも

カップラーメンを夕飯にしたことなんかないし

和食なら主菜と副菜と味噌汁が必ず出される

 

外食は年に一度するかしないか

 

母が毎日手間をかけて作っていた

 

 

 

 

問題はそこではなくて

その食卓を、

父がひっくり返すのだ

 

 

 

 

 

本当に物理的に

用意した食事をのせたテーブルを

父がひっくり返したことがある

 

わたしは幼過ぎて、

記憶がほとんどないけど

 

 

 

それか、出されたものに対して

たとえば

 

「味付けが濃い。俺を病気にさせたいのか」

「こんな貧乏飯を俺に食わせるのか」

 

とか。

 

もしくは、家族の分まで

用意された全ての食べ物を食い尽くすとか

 

逆に、

「気に入らないので食べない」

とか。

 

 

 

 

 

現実はこんな感じ

家庭によって色々あるだろうけど

 

 

 

 

長らくこの環境で生きてきたので、

これらに違和感を覚えることが出来なかった

 

家族とはこういう物なんだと思っていた

 

 

 

 

 

 

知らなかった

社会に出て色んな人に会って

たくさん話をするまで

 

 

 

 

 

でもよかった

ふつうの家庭でこんなことは起きないらしい

 

思っていたよりも

世間が穏やかでよかった